【初心者向け】スマホアプリで写真をフィルム風に加工する!(カフェ編)

こんにちはshojiです。

 

この記事を読まれている方の多くは、スマホやデジタルの一眼レフでデジタル写真を撮影されている方がほとんどだと思います。

 

デジタルの写真の鮮明さや一眼独特のぼけ感などではなく、フィルム写真のようなあえてくすんだような写真も見栄えが良くなります

 

今回は、デジタル写真をフィルム風に加工する方法をご紹介します。

 

そもそもレタッチって何?と感じた方は、こちらの内容も読んでみてください。 【簡単解説!】レタッチとは何?なんのために写真編集をするのか。

 

 

 
考える人
スマホやカメラで撮影した写真をフィルム風に加工したい。デジタル写真でもフィルムの雰囲気を出すことはできないの?

今回は、このような悩みを解消していきます。

 

本記事の内容

・フィルム写真の特徴
・フィルム風に加工する3つの手順
STEP1:明るさを調整する(【ライト】の調整)
STEP2:くすみ感を出す(【カラー】の調整)
STEP3:粗っぽさを出す(【効果】の調整)
STEP4:まろやかさを出す(【ディティール】の調整)
・フィルム風レタッチ写真サンプル
・レタッチの勉強方法
 
 

編集のコツを理解して実践することで、誰でも、フィルムの雰囲気を出すことができます。Lightroomの無料版で使用できる機能のみを用いているので、どなたでも簡単に編集することができます。

 

 
shoji
簡単に解説しているので、最後まで読んでみてください

フィルム写真の特徴

フィルム写真風に加工する前に、まずはフィルム写真とデジタル写真の違いを知りましょう! 独特なくすみ感や色味を持つフィルム写真ですが、

デジタル写真と比較しても味があってひと味違った雰囲気を持っています

 

フィルム写真の特徴

  • コントラストが高い
  • 色味に癖が出る(彩度が低い)
  • ノイズがのる
  • まろやか(シャープが低い)

今回編集を行う写真

 

今回の編集画像
熊本の阿蘇にあるお菓子屋さんで撮影した写真をフィルム風に加工します。

 

 

編集後の写真
コントラストや色味が調整されたことでフィルムの雰囲気に近づきました。

 

 

編集作業の流れ

  1. 一眼カメラやスマホで撮影した写真を用意(RAW or jpg)
  2. Lightroomアプリを開く(記事内ではPC画面ですが、スマホで開いた場合も編集する項目は同じです)
  3. ライトやカラーなどを調整する
  4. デバイスに書き出して完成

 

フィルム写真風に加工するポイント

フィルム写真の特徴でも触れましたが、フィルム写真はデジタル写真に比べて独特なくすみ感や色味が低いような特徴を持っています。

今回は編集項目が多いので、一つずつ抑えていくようにしましょう! それでは、編集内容を説明していきます。

 

 

明るさを調整する(【ライト】の編集)

【ライト】の項目で編集するポイントとして、最も大事なのは「コントラスト」を上げることです。フィルム写真の代表的な特徴なので、必ず調整しましょう。

 

また、デジタル写真では、暗い部分も綺麗に撮影できます。(明暗のレンジが広いため)そのため、「シャドウ」と「黒レベル」を下げて、暗い部分をより暗く見せていきます。

 

編集ポイント
・露光量:+1
・コントラスト:+50
・シャドウ:-30
・黒ラベル:+30

ライト編集後の写真

 

くすみ感を出す(【カラー】の編集)

次に【カラー】の編集で、全体の彩度を下げていきます。 全体の彩度を落として、色温度を下げることで、 落ち着いてくすんだような色味を表現します

 

編集ポイント
・色温度:-20
・色かぶり補正:+10
・自然な彩度:-20
・彩度:-20

 

 

上記の編集に加えて、個別の色で彩度の設定を行います。 フィルム写真では、緑色が黄色よりも青色によるため、グリーン、ブルー、シアン(水色)の彩度を調整します

 

 

今回の写真では、赤やオレンジの色味が強くないので編集を行っていませんが、色相を変化させて違和感がある場合は、上図と同様に赤やオレンジの彩度を調整する必要があります。

 

カラー編集後の写真

 

 

粗っぽさを出す(【効果】の編集)

続いて、【効果】を編集して、フィルム写真の粗っぽさを表現します。 粗っぽさを表現するために、粒子をプラスしていきます。今回は、壁のざらざらした感じを強調したかったので、粗さを高く設定しています。

 

 

編集ポイント ・粒子:+50 ・サイズ:50 ・粗さ:75

 

 

上記の編集に加えて、「明暗別色補正」を行います。フィルム写真では、「シャドウ」と「ハイライト」の色が被写体や光の色の影響を受けます。今回使用している壁の写真では、「シャドウ」に黄色をのせています。

 

効果編集後の写真

 

 

まろやかさを出す(【ディティール】の編集)

最後に、【ディティール】の編集をします。「ノイズ低減」を少し加えることで全体にまろやかな印象を与えることができます

 

また、注意点として、シャープの項目は必ず0に設定します。シャープを上げてしまうとデジタル写真のようにクリアな写真になってしまします。

 

 

編集ポイント ・ノイズ低減:+30 ・シャープ:0

 

ディティール編集後の写真

 

 

まとめ:フィルム写真風に編集してみよう!!

今回はデジタル写真をフィルム写真風に編集する方法をご紹介しました。

 

独特な色味やくすんだ感じを出すのは、普段撮影されている写真とはひと味違ったものになるのでオススメです!

 

ぜひ実践してみてください!

フィルム風レタッチサンプル

題材にした写真以外にも、フィルム風に加工したものをいくつか挙げさせていただきます。参考にしてみてください。

 
 

おまけ:写真・レタッチの勉強方法

写真・レタッチを学ぶときには、本やサイトを参考にしながら手を動かすのが一番です!私が参考にしている本を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。