今回は、このような悩みを解消していきます。
本記事の内容
-高感度ノイズ(ランダムノイズ)
-長時間露光ノイズ(カラーノイズ)
・「ノイズ」を低減させるためには
・まとめ
「ノイズ」の特徴とその対策を知ることで、ノイズに負けない写真作りができます。編集する方法も紹介しているので、読んだ後に実践してみてください。
写真の「ノイズ」とは
高感度ノイズ(ランダムノイズ)
高感度ノイズとは、ISO感度を上げた際に発生するノイズです。
写真上では、ざらざらとしたような感じが発生します。
ISO感度を高くすることで、暗い場所でも明るい写真を撮ることができます。これはセンサーに入ってきた光の信号を電気的に増幅しているためです。電気信号にはノイズがつきものですので、ISO感度を高くつまり増幅度合いが大きいとノイズも大きくなります。
音声で例えると、スピーカーのボリューム上げた時と同じような現象です。音も電気的に臓腑されていますが、音を大きくするとザーザーと音が入りますよね。
実際にノイズが乗った写真を見てみましょう。元画像ではあまりノイズが分かりにくいですが・・・
拡大してみるとこのように表面がざらざらしていますね。デジタル写真では、このざらざら感はなるべくなくしたいでよね。
ですが、このざらざら感を活かして、アナログ感を出すこともできます。アナログ感が出したい方は、下のリンクを参照してレタッチしてみて下さい。
長時間露光ノイズ(カラーノイズ)
長時間露光ノイズとは、シャッタースピードを遅くして、露光時間を長くした際に発生するノイズです。
シャッタースピードを遅くすると、その分センターが働いて温度が上昇します。これが電気信号に影響し、赤、青、緑などのカラフルな斑点がノイズとして現れます。長時間露光ノイズはシャッタースピードが長いほど発生しやすくなります。
また、撮影条件が同じ場合(気温、ISO感度、シャッタースピード)が同じであれば、何度撮影しても同じ場所にノイズが生じるのも長時間露光ノイズの特徴です。
いい題材がなかったので、今度撮影してきます。。。泣
写真の「ノイズ」を低減するには
高感度ノイズ
カメラ
カメラの設定で、高感度ノイズを低減させるためには、ISO感度を下げる方法があります。
「これじゃ暗い場所で撮影できないんじゃないの?」と感じた方がいるかもしれませんが、よほど真っ暗でなければレタッチでカバーできます。
ノイズが大きく出てしまう場合には、ISO感度を下げて撮影をする。その後、レタッチでカバーする。といった手順を取ると良いです。
Lightroom
高感度ノイズはLightroomの「ディティール」項目から修正することができます。
「ディティール」の中の”ノイズ低減”を調整することで、高感度ノイズを低減することができます。
先ほどの写真を編集したところこのようになりました。最初に出ていたざらざら感がなくなったのが、わかります。
この”ノイズ低減”では、少しのぺっとした感じが出ます。
雲海で試してみましたが、雲が滑らかになりすぎてしまいました。
ノイズを減らすことも大事ですが、違和感が出ないように気を付けて下さい。
長時間露光ノイズ
カメラ
長時間露光ノイズの低減には、カメラに備わっている「ノイズリダクション」機能を使用します。
「ノイズリダクション」では、シャッターを閉じた状態で撮影した真っ暗な写真を元写真から引き算するような形で、ノイズを除去しています。
「ノイズリダクション」は撮影時間と同じだけ、処理に時間がかかります。
その分、撮影に時間がかかってしまいますが、大いにノイズを減らす効果があります。
撮影時間が気にならない場合は積極的に使用しましょう。
まとめ
今回は、写真のノイズの種類とその対策方法についてお話しました。
少しまとめると・・・
ノイズの種類には2つあり、カメラ、Lightroomそれぞれで対策できる。
カメラ:ISO感度を下げる
Lightroom:ノイズ低減を調整する・長時間露光ノイズ
カメラ:ノイズリダクションを使用する
ぜひあなたもノイズを意識して撮影、レタッチをしてみて下さい!